翻訳と辞書
Words near each other
・ ハロアレーン
・ ハロイン
・ ハロウ
・ ハロウィック
・ ハロウィン
・ ハロウィン (1978年の映画)
・ ハロウィン (2007年の映画)
・ ハロウィン (アルバム)
・ ハロウィン (バンド)
・ ハロウィン (プロレスラー)
ハロウィン (映画)
・ ハロウィン (曖昧さ回避)
・ ハロウィン (雑誌)
・ ハロウィン レザレクション
・ ハロウィン3
・ ハロウィン4 ブギーマン復活
・ ハロウィン5 ブギーマン逆襲
・ ハロウィンII
・ ハロウィンII (1981年の映画)
・ ハロウィンII (2009年の映画)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ハロウィン (映画) : ウィキペディア日本語版
ハロウィン (映画)
ハロウィン』は、アメリカ映画で、ジョン・カーペンター監督の出世作とも呼べるホラー映画。この項では1作目から8作目まで継続中のシリーズを同時に記述する。
== 概要 ==
現在では“代表的なスプラッター映画”とされているこの映画は、1978年に第1作が公開され、映画製作にかかった費用は低予算(32万5000ドル)ながらも、大ヒットを記録している。アメリカ国内の興行収入だけでも4700万ドルを記録した。日本での公開は1979年8月。以降、最も人気のあるホラー映画の1つとなり、2002年までに8作の続編が作られている。第1作においても、約10分の追加シーンが加わった「エクステンデッド・エディション版」が発売されており、物語の中心人物となるマイケルとルーミスの因縁が、より深く描かれている。2007年には第1作のリメイク版も制作されている(''ハロウィン (2007年の映画) を参照'')。
「スプラッター映画」とは呼ばれているものの、低予算な上にスプラッター映画としての形が整っていなかった第1作においては、人体損壊や流血の描写はそれほど多くはない。
この映画における恐怖を煽る要素の大きな一つは、使用されている音楽である。特に第1作から使用されているのテーマソング「HALLOWEEN THEME」は、最新の第8作に至るまで、毎回アレンジを重ねて使用されている。これはカーペンター自らの作曲であり、他の多くの監督作品でもカーペンターは音楽を担当しているなど才能を発揮させている。
第1作から第6作までの作品は、白いゴム製のハロウィンマスクを被りボロボロの紺色の作業つなぎをまとったという特徴的な殺人鬼サイコキラーブギーマンことマイケル・マイヤーズ精神科医サム・ルーミス医師が主人公である。またヒロインのローリー・ストロードや娘のジェイミー・ロイドも主人公といってもよい。1995年の第6作製作後、ルーミス医師を演じていたドナルド・プレザンスが急逝。第7作以降は、ブギーマンが主な主人公となっている。
「シリーズを通じて一貫した設定を保っていること」は特徴の一つである。1作目に登場したマイヤーズ家と、特に繋がりの濃いローリーの存在との関係は最新作に至るまで描写されている(3作目に関しては無関係。後述)。
シリーズがシフトチェンジを図ったのが7作目である。それまで1980年代、また1990年代のホラー映画に多く見受けられる「若者が惨殺されるような学園もの」とは一線を画していたが、7作目『ハロウィンH20』では私立高校を舞台にするなど、特に血縁関係にある人間を狙っていたブギーマンが無関係の若者達をも狙うようになった。ただし、6作目『ハロウィン6 最後の戦い』において、ローリーの娘であるジェイミーが養子縁組した先の一家が狙われるなど、その傾向は見られていた。
8作目においても、物語の舞台がかつてのマイヤーズ家が住んでいた住居というだけで、遊び半分に訪れた若者達がブギーマンに狙われるという展開になっている。しかしながら7作目は『ハロウィン』誕生20周年(1998年製作)ということもあってか、2作目以降登場しなかったローリーが再登場するなど注目を集めたのは事実で、彼女は8作目にも引き続いて登場した。
シリーズを通じて、サム・ルーミスを演じるドナルド・プレザンスやローリー・ストロードを演じるジェイミー・リー・カーティスは1作目から演じた。特に、カーティスのブギーマンを相手にした際の絶叫シーンで、絶叫クイーン(スクリーム・クイーン)と称される。絶叫クイーンとしては他に『サイコ』のジャネット・リーなどが挙げられる(リーはカーティスの実母である)。前述の通り、カーティスは2作目以降長らく出演していなかったが、7作目で久しぶりにローリーを演じた。
「異色作」と称されるのが3作目の『ハロウィンIII』である。この作品にはマイケル・マイヤーズは登場せず、ハロウィンのマスクがテーマのホラーになっている。路線変更を狙ったものだったが興行的には失敗に終わり、4作目でマイケル・マイヤーズを蘇らせる形でシリーズの路線も固まった。しかし3作目にはジェイミー・リー・カーティスがカメオ出演したり、劇中のテレビ画面に1作目のシーンが写されるなどファンを意識して製作されたことが分かる。
2007年、ハロウィンシリーズ生誕から25周年の記念に、第1作のリメイク版として『ハロウィン』が製作された。監督はロブ・ゾンビが担当。ルーミス役はマルコム・マクダウェル、マイケル役はタイラー・メインが演じ、また、第4、第5作にて子役ヒロインのジェイミーを演じたダニエル・ハリスもアニー役で出演した。2007年10月19日に公開され、1年後の2008年10月25日には、池袋シネマサンシャインを始め、日本でも公開された。
さらにはリメイク版の続編『ハロウィンII』も制作されて、監督は引き続きロブ・ゾンビが担当した。『ハロウィンII』は2009年8月28日に全米公開された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハロウィン (映画)」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.